婚活で、いい人なのに好きになれない。足りないのは「安心」か「刺激」か
婚活で会った人がいい人なのに、好きになれない、ときめかないとき。安心と刺激という2つの感覚から自分の気持ちを見る考え方と、別の場面で会って確かめる方法、断ってよい目安をまとめました。

写真はイメージです
約束の5分前に、相手はもう店の前にいた。予約は済んでいて、メニューを開く前に、苦手な食べ物があるかを聞いてくれる。3回目の食事だった。
帰り際に「また会いたいです」と言われて、「はい」と答えた。自分の声が、思ったより小さかった。
いい人だと思う。断る理由は見つからない。それなのに、次の約束を考えると、気持ちが少し重くなる。
先に答えを書きます。好きになれない自分を、責めなくて構いません。気持ちが動かない理由は、相手に何かが足りないからとも、自分に何かが欠けているからとも、決められないものです。この記事では、人が相手に求める感覚のうち「安心」と「刺激」の2つで見る考え方を紹介します。いい人は安心を渡してくれる人であることが多く、安心だけが満ちると、ときめきの側は静かになることがあります。足りないのが刺激なのか、まだ見えていないだけなのかは、向かい合って食事をする場面だけでは分かりにくいものです。決める前に、別の場面で会ってみる。それでも動かなければ、断ってかまいません。
「いい人」は、安心を渡してくれる人のことが多い
「6つの感情のニーズ」という枠組みがあります。広報の山内が恋愛の講座を開いていたころ、教える側として使っていたものです。人が心の奥で求めている感覚を、安心・刺激・認められること・つながり・成長・人の役に立つこと、の6つに分けて見る考え方です。このうち、今回の話に関わるのは最初の2つです。
- 安心。 次に何が起きるか予想できて、落ち着いていられること
- 刺激。 新しいことや予想外のことに出会って、世界が少し広がること
どちらも、人は求めています。この枠組みでは、どちらも行き過ぎると苦しくなる、と見ます。安心が行き過ぎると退屈になり、刺激が行き過ぎると不安になる、という見方です。
約束の時間を守る。好き嫌いを先に聞く。返信の調子が変わらない。「いい人」と感じる条件の多くは、安心の側にあります。一方で、ときめきは、刺激の側の感覚であることが多いでしょう。「次に何を言うのか分からない」「この人のことをもっと知りたい」と思う気持ちです。
これは考え方の1つで、安心がいちばん強いときめきになる人もいます。
自分は、安心寄りか、刺激寄りか
釣り合いの取り方は、人によって違います。自分がどちらに寄っているかは、これまでに好きになった人を思い出すと見えてきます。婚活の相手に限りません。
- 一緒にいて疲れない人に引かれたなら、安心寄りかもしれません
- 少し緊張する人、先が読めない人に引かれたなら、刺激寄りかもしれません
気をつけたいのは、ドキドキの出どころです。この枠組みで見ると、連絡が来るかどうか分からない不安から来るドキドキは、刺激というより、安心が足りない状態に近いものです。ときめきに似ていても、分けて考えたほうがよいでしょう。
自分の寄り方が分かると、いまの気持ちを2つに分けられます。「いい人だけれど、刺激が足りない」のか、「そもそもこの人とは、感じ合うものが少ない」のか。会うのが面倒に感じ始めているなら、後者に近いかもしれません。
いまの相手とは、食事以外の場面を1つ足す
食事の席は、安心を確かめるには向いています。丁寧さも、気配りも、よく見えます。刺激の側、つまり相手の予想外の面は、同じ席で顔を合わせているだけでは出てきにくいものです。
いま会っている人と、次にもう1回会うなら、向かい合って座る以外の場面を1つ足してみてください。並んで歩く、何かを一緒に作る、初めての場所に行く、のような場面です。道に迷ったとき、思った通りにいかなかったときの一言に、食事の席では出なかった面が出ることがあります。出なかった場合も、それは1つの材料になります。この場面の足し方は、講座の内容ではなく、この記事の提案です。
自分の寄り方は、初めて会う人の前でも確かめられる
自分が安心寄りか刺激寄りかは、いまの相手と離れたところでも確かめられます。運営本部は、人が何かをやっているところを一緒に見る、一緒にやると、その人が見えると考えています。あいにいこうには、向き合って話すだけでなく、何かを一緒にやる会があります。
たとえば、日程調整中のカードゲーム「ito(イト)」で遊ぶ会です。数字は口に出さず、お題に合わせた例えだけで伝え合います。お題が「人気の食べ物」で数字が90なら、「寿司」と言う人もいれば、「冷蔵庫に入っていたらうれしいもの」と言う人もいるでしょう。初めて会った人の思いがけない例えに自分が「おっ」となるか、外れた例えを笑い合える人のほうに気持ちが向くかで、自分がどちらに反応しやすいかが見えます。
12月13日(日)の冬の高尾山の会のように、並んで歩く会もあります。どちらも、まだ開いていない会です。
気持ちが動かなかったら、断ってよい
別の場面で会っても、相手の別の面に興味が向かなかった(もう1回会うこと自体が重ければ、そこは飛ばして構いません)。返事を考えるのが重い。会うのが面倒に感じる。この3つがそろうなら、断ってかまいません。この3つは講座の内容とは別に、この記事で組んだ目安です。
気持ちが動くまで、付き合いを続けなくて構いません。断るときは、短く、はっきり伝えるほうが、相手も次へ進みやすくなります。「お会いできて楽しかったです。ただ、お付き合いのイメージが持てませんでした」。この一文で足ります。
気持ちが動いた人にだけ、連絡先が渡る会
あいにいこうの会では、終わりに、また話したい人を選べます。選ぶ人数は決まっていないので、ゼロでもかまいません。お互いが選んだときだけ、運営が連絡先を伝えます。登録は11月1日からです。
よくある質問
好きになれないまま結婚してもいいですか?
人によって違い、この記事は決まった答えを持っていません。決める前に、別の場面で会って相手の別の面を見るのは、判断の材料を増やす方法の1つです。
相手に悪くて、断れません。
この記事の見方では、返事を先延ばしにするより、短く早く伝えるほうが、相手が次の人に会う時間を守れます。上に書いた一文を、そのまま使えます。
安心寄りの人は、ときめきにくいのですか?
安心を大事にする人は、ときめきの出方が小さいことがあります。向き不向きの話にしなくて構いません。大事なのは、自分がどちらに寄っているかを知って、それに合う場面で会うことです。
料理、スポーツ、街歩き。やることがある会は、話が続きます。
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