婚活のコミュニケーションが苦手に感じるとき。困ったときの話し方が、人によって違う
婚活の会で話が噛み合わず「自分はコミュ障かも」と思った人へ。困りごとを話す・捉える・取り組むとき、疲れたときの型の違いを、コーヒーを淹れる会などの場面で説明し、噛み合わないときの返し方をまとめました。

写真はイメージです
相手が、仕事の悩みを話してくれた。思いついた解決策を伝えると、相手の表情が少し曇った。
役に立つことを言ったはずなのに、と首をかしげる。帰りの電車で、自分はコミュニケーションが苦手なのかもしれない、と気持ちが沈んでいく。
先に答えを書きます。婚活で話が噛み合わないとき、原因が話す技術にあるとは限りません。人には、困ったときに「話しながら整理する」型と、「自分で解決してから話す」型があり、型が違う二人が向かい合うと、善意で出した解決策が「聞いてもらえなかった」に変わります。型の違いを知っておくと、噛み合わなかった理由を自分の欠点にせず、次は先に受け止めて意見はそのあとに回す、という動きを試せます。
まず、断っておくこと
この記事で「男性性」「女性性」と呼ぶのは、性格の一つです。男性に男性性が多い場合が多い、という傾向の呼び名で、女性が男性性を多く持つことも十分にあります。同じ人の中に、両方が入っています。
広報の山内は、以前の恋愛の講座で、この2つの力を「男性エネルギー」「女性エネルギー」と呼んで、男女のすれ違いを教えていました。講座での説明は、男性エネルギーが「目標に向かって一直線に進む力」、女性エネルギーが「周りの状況を見て、気を配る力」でした。この記事は、そのときの考え方を、あいにいこうの会の場面にあてはめて書いたものです。傾向の話なので、自分や相手に当てはまる所だけ使ってください。
1. 困りごとを、話して整理するか、先に自分で解決するか
12月に予定しているコーヒーの会は、4人以上のグループで一杯を作る形です。たとえば、同じ豆なのに苦くなってしまった場面を考えます。
Aさんは、声に出しながら考えます。「苦いなあ、挽き方かな、お湯が熱すぎたかな」。答えを求めているわけではなく、話すうちに頭の中が整理されていきます。講座で、女性性の動きとして説明していた型です。
そこへBさんが「お湯を少し冷ましたらいいですよ」と言います。中身は役に立つ答えです。ただ、Aさんは考えを整理している途中なので、話の腰を折られたように感じます。Bさんは悪気なく、むしろ助けたくて言っています。講座では、男性性の強い人は問題に出会うと自分で解決しようとし、解決できる人でありたいと思うので、相手の問題にも解決策を出したくなる、と教えていました。
別のCさんは、苦くなった一杯を前に、何も言わずにドリッパーを見ています。解決策を探している最中かもしれません。ここで「どうしたの」「何があったの」と重ねると、考えを邪魔します。解決してから話したい型の人は、考えが済んだら自分から話し始めることが多い、と講座では教えていました。
話して整理したい人には、答えを渡す前に聞く。黙って考えている人には、少し待つ。この2つが、最初の合わせ方になります。
2. 「全然ダメ」は、全部がダメという意味とは限らない
捉え方にも傾向があります。講座では、女性性の強い人はものごとを大きく言いやすく、男性性の強い人は小さく言いやすい、と教えていました。大きく感じているから大きく言う、という説明です。
コーヒーの会で、一杯を飲んだ人が「今日の、全然うまくいかなかった」と言ったとします。聞いた人が「全然ってことはないでしょう」と返すと、話が止まります。「全然」は、気持ちの大きさを言っています。「全然って、どのあたりが?」と聞くと、「酸っぱさが強かっただけで、香りはよかった」のように、実際の範囲が見えてきます。
反対に、小さく言う人もいます。「ちょっと薄いだけです」と言った人が、本当は強く気にしていることもあります。小さい言葉の裏にある大きさを、決めつけずに聞く余地を残しておいてください。
3. 一直線に進むか、周りを見ながら進むか
取り組み方の傾向も、講座で教えていたことの一つです。男性性の強い人は、一つのことに集中して一気にゴールへ向かうのが得意で、そのあいだ周りが見えなくなりやすい。女性性の強い人は、周りに気を配りながら、いくつかのことを同時に進めるのが得意で、視野が広い。
山を歩く会なら、前を向いて黙々と登る人と、景色や後ろの人の様子を見ながら歩く人に分かれます。コーヒーの会なら、ドリップに集中して周りの声が耳に入らない人と、手を動かしながら隣のグループの様子も気にしている人です。
集中している人に話しかけても反応がないとき、いま手元に集中しているだけのことがあります。周りを見ながら話している人が「集中していない」ように見えるときは、いくつかを同時に進めている途中のことがあります。
4. 疲れたとき、一人になりたいか、話したいか
会の途中の休憩で、一人でスマホを見る人と、近くの人とおしゃべりする人がいます。講座では、ストレスがたまったときに、男性性の強い人は一人で気持ちを切り替えたくなり、女性性の強い人は誰かと話して発散したくなる、と教えていました。
一人でスマホを見ている人は、まわりを避けているとは限らず、気持ちを切り替えている最中かもしれません。
噛み合わないとき、先に受け止める
型が違うと分かっていても、その場で使える形が要ります。講座で教えていた聞き方のうち、会で使いやすいのは次の2つです。
- 相手の言葉を、まとめて返す。 「苦くなっちゃったんだ」のように、相手が口にした言葉を、そのままの形で返します。助言はまだ入れません。
- 意見は、相手が話し終えてから言う。 講座では、相手が一生懸命話しているときは、まず受け止めて、気持ちが落ち着いてから意見を伝える、と教えていました。
相手の目を見て、話の区切りで深くうなずくのも、受け止めていることを伝える動きです。
「コミュ障」と思ったときの読み替え
噛み合わなかった場面を思い出して、「話すのが下手だった」と読む前に、「型が違ったのかもしれない」と読み替える余地があります。解決策を出して相手の表情が曇ったときは、相手が話しながら整理したい型だったのかもしれません。黙って考えている相手に質問を重ねて空気が重くなったときは、相手が先に自分で解決したい型だったのかもしれません。
話す量が少なくても、相手の言葉をそのまま返して、少し待つことはできます。
型を知ってから、ペアで練習できる会
広報の山内が開く予定の会に、男性性・女性性で学ぶ、婚活の会話の練習会があります。12月19日(土)、大井町の近くで開く予定です。聴く・たずねる・伝えるの3つを、異性の参加者とペアになって練習し、ペアは毎回替わります。
参加費と当日の流れは、会のページに載っています。サイトへの登録は11月1日からです。
よくある質問
男性と女性で、こんなにはっきり分かれるのですか?
はっきりとは分かれません。この記事は傾向を書いたもので、同じ人の中にも両方があります。自分の動きを振り返ったとき、書いてあることと逆になる人もいます。当てはまる所だけ使ってください。
聞き役ばかりでは、自分のことが伝わらないのではないですか?
意見は言って構いません。順番を、相手が話し終えたあとに変えます。そのほうが、自分の考えも届きやすくなります。
話すのが苦手でも、練習の会に参加できますか?
参加できます。聴く・たずねる・伝えるの3つを、ペアで順番に練習する会です。最初は、相手の言葉を返すところから始めます。
料理、スポーツ、街歩き。やることがある会は、話が続きます。
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